12星座詳細その11 水瓶座・宝瓶宮(ほうへいきゅう)
水瓶の由来とは?
天空に輝く水瓶座は、ギリシア神話に登場する水瓶を持った美少年ガニメデスを象った星座です。
ガニメデスはトロイアの王の子供でしたが、その美しさを大神ゼウスに見初められ、オリュンポスに連れ去られ、そこで神々の給仕をするようになりました。 彼には同時に永遠の若さが与えられ、不老不死の力の源である「命の水」を草木や動物達にも注ぐ存在と化したのでした。。

いかがでしょう、「少年愛」が垣間見られるエピソードです。
西洋の文化の土台となるキリスト教においては同性愛、男色などはご法度である一方、古代ギリシア・ローマから伝わる多神教文化では、美少年にまつわるこの特殊な性的志向がむしろ当たり前のごとくに描かれています。
世界の各所でLGBTの権利と主張が受け入れられだした昨今、年齢性別国籍による境界線を引かないメンタリティを特徴とする水瓶座の個性がほうふつとするところでもあります。
タロットのアルカナⅩⅦ「星」にも通じる美の象徴
さて、水瓶をもった美しい人、タロットの大アルカナ17番の札を彷彿とした人がいるのでは?「星/The Star」と呼ばれるその絵札には、二つの水瓶を持った女性が沸々と大地や泉を潤している姿が描かれ、 その側に不死鳥が見られます。尽きることのない永遠の命、それは、肉体が朽ち果てても輝き続ける人の魂の異形であり、若さと美の象徴なのです。

美しい少年でもあり、少女のようでもある中世的な魅力も伝統的な水瓶座の司るところです。
ギリシアの原初の天空神ウラノス(ローマ神話ではウラヌス)です。原初の神とは、命の源。彼からすべてが始まったのです。ウラノスは、大地母神ガイアと交わりティターン(タイタン)一族と呼ばれる巨人12の神々を生みます。その中の最年少者であったクロノスによって、ウラノスは殺されます。世代交代のもの悲しい神話をも、ここにかいま見ることができます。
黄道十二宮における第11室
黄道12宮のほぼ頂点となる第11がの部屋=宮であり、水瓶座の定位置です。
黄道十二宮と12星座の関係を見ておきましょう。
第11室は、人生の老年期に当たります。青年期から社会に参加し、中高年まで世の中の歯車として中心的な役割を担った人が、さてピークを過ぎた時に本当の意味での社会的なつながりが理解できているものではないでしょうか。
おのずと感謝の気持ちが自然にわいたりもするでしょう。支え合う連携、お互い様の精神、ギヴ&テイクと言った、周囲とのつながりあっての自分であるというスタンスが水瓶座の特徴でもあります。ゆえに、水瓶座はユニークで多彩な人脈が特徴ともされ、老若男女を問わず誰とでも人間関係を形成できるとも言われてきました。また、自らが後世に残せるもののためにする奉仕や貢献を示すこともあるでしょう。
水瓶座ってどんな人?
水瓶座は、12星座の中では男性星座、不動星座、風の星座です。
12星座における二区分、三区分、四区分を見ておきましょう。
総合的に水瓶座を語ってみます。
【 宝瓶宮に太陽を持つ人 】主に1月21日~翌2月20日生まれの人
定位置:黄道12宮の第11室
二区分:男性宮 陽性
三区分:不動宮
四区分:風の宮
守護星:天王星
水瓶座のパーソナリティ:物事を型にはめて考えない、のびのびしたユニークな人柄。奇抜なアイディアで人を驚かせ、「芸術家肌」と言われることも。過去や伝統にとらわれない生き方が、時に常識はずれと言われてしまうが、人からどう言われても動じません。我が道を行くタイプでありながらも社交的で、分野を問わず、また、誰彼構わず仲よくなり、つかみ所がないとか、無国籍タイプとも言われがち。
あなたも太陽~冥王星の十惑星の内、どれかが水瓶座=隠れ星座が水瓶座かもしれませんね!
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