12星座詳細その4 蟹座・巨蟹宮(きょかいきゅう)

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蟹というシンボル

 陸の肉食動物、草食動物、人間が登場した後、水辺の生き物が登場します。「水」とは、形を変える流動的な事柄の最たるシンボル。嬉しくても悲しくても感極まった時に流れる涙も水の同質の液体の一種。涙もろいまでに情緒豊かな感情の生き物、それが蟹座です。

 黄道12星座において、蟹座を筆頭に、蠍座、魚座と水辺の生き物がシンボルとなる水の星座は一様に、感情的で心にうるおいある存在です。

しばしばザリガニとしても描かれることがある黄道12星座の蟹。右)タロット「月」の札にもザリガニが描かれています。

左)ミュシャの黄道十二宮 パブリックドメイン 

右)タロット 大アルカナの「月」

 蟹座の星座記号 ♋ はまさに横歩きをするカニの甲羅を表すシンボルですが、西洋圏内では「蟹座」にまつわる図像として上記に見られるザリガニが採用されていることもめずらしくありません。

 タロットカードにおいては「月」の絵札に、古来より月が司る生き物とされてきたザリガニが描かれ、天空の月光を仰いでいるという不穏な雰囲気がかもし出されています。遠吠えする犬は、身近な人の死など不吉な事柄を予兆していると考えてられてきました。月の閃光が滴(しずく)となって、犬の口にこぼれ落ちて行く様を、イマジネーションを活性化させるスピリチュアル・ライトであると解説されることもあれば、反対に、人の情念、感受性、想像力が滴【しずく】となって、月に吸い取られている光景だとも解説されることもあります。ノブレのタロットの解説書によれば、ザリガニは、2ヶ月に1度、新月の時に、脱皮を繰り返す生き物であり、その都度皮膚の細胞が生まれ変わっているとのこと。人間の皮膚においても、古い角質層が死滅し新しい表皮が生まれ出るに至るまでのターンオーバーとして28日周期が知られています。月は、最小単位の生まれ変わりの象徴だともいえるでしょう。

 タロットの小アルカナのスート「カップ」 に相当するのが「水」という象徴です。以下国書刊行会「タロット象徴事典」より

 カップは飲食のための道具、これはまた、人が儀式に使用し、参列者と共に、喜び、悲しみを分かち合う道具でもあります。人は、嬉しい時にも悲しい時にも涙を流し、感情を分かち合うもの。人と人とのきずな、血を分け合った仲、血液、体液で通じ合う仲をも暗示するのです。杯に入る飲み物とは流動的であり、移ろいやすく変わりやすい人の心、感情と重ね合わせることができます。

 蟹座は自分の感情のままに生きる直情型の人。感ずることがすべてであり、好きか嫌いかの直感がすべて。そこに理由なんてありません!

 一度人を好きになれば、それは瞬時に愛に変わり、その想いは深海のごとく、熱烈なもの。同じ蟹座の方でも座相によってはせまく深くではなく、広く深く、行ってしまうタイプもあり、少々タマニキズかもしれません。

 ことプライベートな関係においては、相手に夢中になる傾向。熱烈な入れ込み方をして、ベッタリしたがることもあります。嫉妬強さやヤキモチの度合いも相当なモノ。

 一方でまた感受性豊かで、他者の心の痛みに共感できる徳性をも兼ね備えた人です。「自分だったら、人からこうされたいな」「こうしてあげたら、きっとあの人も喜んでくれるだろう」そんな他者を思いやることができる人ですから、相手が嫌がることをすることはありませんし、必ずしも愛に奔放に生きることにもならないでしょう。

 ストレートに自分の気持ちだけ伝えてしまうようなこと、ハッキリモノを言いきることにも躊躇があるでしょう。

 あくまでも物腰やわらかで、受け身な日ごろの言動の端端に内に秘めた激情がしばしばほとばしり見え隠れする、それが生身の人間らしさとして人を引き付ける蟹座の魅力なのでしょう。

 蟹座の「感性」は世の中の様々な分野で形を変えて色々な役割を果たすでしょう。自分の心の動きに鈍感な人も多いもので、またたとえ気づいていたとしても、思考によって押さえ込んでしまったりもするものです。

 心の動きがそのまま表面に出てしまうような蟹座、正直な、嘘が付けない蟹座が、自分自身でそのことを気に病むことがあるかもしれませんが、そのことをうらやましくも思える人間も同時にまた存在することでしょう。

 

巨蟹宮を定位置とする蟹座について

 蟹座の部屋は黄道12宮を表すホロスコープの 四番目の宮、第4室です。

 各部屋は均等に30度の幅をもって並んでいますね。同じ 星座でも0度から29.9度まで、生まれた日によって度数が変わり、これだけでも結構な違いを読み取ることができるところとなります。

黄道十二宮における第4室

 黄道12宮の第四の宮 、すなわち第4室が蟹座の定位置であり、ここは、個人の「生まれた家」を表します。通称「家庭の部屋」。

 幼少期、親との関わり、特に直接お腹を痛めて生んでくれた母親との関わりが強く、きわめて家庭的であるというのが蟹座の伝統的な解釈です。水の星座の中でも蟹座は 家庭的で 母なる海のような存在。包容力でもって人を見守り、情を注ぐ姿は誰にとっても感動を呼び覚ますもの。ただそばに居て交流するだけで、おのずと人の心をわしづかみにする蟹座なのかもしれません。

 蟹座は「子孫繁栄」「受け継ぐ」「育む」と言った使命を担い、結婚志向が強く、早い時期から家庭を持とうとする傾向も特徴とされています。蟹座に何らかの星を持っている場合、仕事か家庭かという問題に直面したり、家を継ぐことが問題になったりやすいかもしれませんね。

 前回は第3室を取り上げました。第3室で個人の「趣向」、即ち「趣味、友人関係」が既に語られているのですが、それを乗り越える「母親」の影響力も感じ取ることができます。4室の状態を深く分析することで、親兄弟との関わり方や育った環境に向き合うことにつながり、個人の長年の問題がひも解けることがあるのです。

 

守護星:月

 月は最も動きの早い星であり、およそ28~31日で天球図・12宮を一周します。ひとつの宮を2~3日で移動することになり、公転周期は約1ヶ月となります。この周期が古代の一朔望月であり、陰暦を測る尺度として用いられていました。

 太陽が昼間の宇宙を統治するとすれば、夜を統治するのは月である。昼夜、光と闇、男女などという相反する二つの、宇宙を構成する要素がペアにして取り上げられると、自然に「月」の存在がクローズアップされ、太陽と対の関係、即ち夫婦関係とされるに至ります。よって、古今東西の歴史を振り返れば、太陽を女の象徴とした所においては、月は男の象徴になっているのです。

 歴史の移り変わりと共に、現在は、太陽を男性とし、月を女性とする象徴体系が定着しています。心臓・レグスルが輝く「獅子座」を守護する太陽の王が座するとすれば、その隣に妃が置かれ、「巨蟹宮」に月が配当される、即ち蟹座の守護惑星は月に。

 天文学上、月は、地球の周りを回る衛星です。27日ほど約一ヶ月弱で一回りします。地球に一番近い星ですので、太陽と共に最も影響が大きい天体です。潮の干満など占星学以外の科学的な立場からも月の影響が言われています。新月、満月などの月の満ち欠けと人間社会は、暦や習慣、生活など古来より強い結びつきがあります。

 ギリシア神話ではアポロンの妹アルテミス、狩の女神でもあり、そのアトリビュートは弓矢。狩りの名手ではあるが、無用な殺傷はせず、むしろ動物たちを守護しました。孤独を好み、人間に冷淡だったと言われ、海の潮を操ることが許されていました。

 ローマ神話ではダイアナです。他にもヘリオスの姉のセレーネー、大神ゼウスの妻ヘラも月との関連性を謳われています。太陽を肉体、物質と捉えたのとは対照的に、月は精神、心、満ちたり欠けたりすることからも変化、不安定など移ろいやすいイメージで捉えられています。繊細で、他から影響を受けやすい天体でもあります。

キーワード:女性、憂い(心配や憂鬱)、夜、銀、神秘


月の守護神:アルテミス/Artemis  、もしくはダイアナ/ 

Diana

 蟹座の守護神は、ギリシア神話におけるアルテミスArtemis。絶対神ゼウスと大地の女神レトの娘、ヘシオドスの神統記によれば、ゼウスは数々の正妻をめとっており、一番目が優れた知恵を持つメティス、二番目が正義の女神テミス、三番目は、と続き、最後がかの有名なヘラ。最後からひとつ手前の正妻がレトであり、世にも愛らしいアポロンとアルテミスを産み落としたとされています。 

 太陽神アポロンとその双子の妹(異母兄妹説も有)は、そろって二大惑星の太陽と月をつかさどることとになったわけです。月を司るアルテミスは、女性の緒力、神秘の力によって、その潮の流れ、満ち欠けを操ることが許されていました。よって全人類の生みの親である母親、こと処女の守り神としてあがめられてきた存在です。

 アルテミスの処女性にまつわるひとつのエピソードが若者アクタイオーンに対する仕打ちです。

 ある日、アルテミスがお付きのニンフ達を引き連れ、美しい泉がわき上がる谷間で水浴びをしようとしていたところ、狩りの最中にひと休みしようと立ち寄ったカドモス国の王子・アクタイオーンがその場へふらりと入り込んで来てしまったのです。反射的に弓矢を探したアルテミスでしたが、側にないことを知ると、とっさにアクタイオーンに水を浴びせて「私の裸を見たと吹聴できるものならやってごらん!」と叫ぶのでした。すると、アクタイオーンはみるみる内に牡鹿の姿に変わってしまったのです。そこへ、アクタイオーンの狩猟犬が彼をかぎつけてやってきて、皮肉にも彼は自分の飼い犬たちに八つ裂きにされてしまったのでした。

 参考:角川文庫「ギリシア・ローマ神話」トマス・ブルフィンチ著、大久保博訳

 アルテミスの冷淡を通り越した残虐性に、なんて無情な神様なのだろうとあなたは思ってしまうかもしれませんね。一体、アクタイオーンに何の罪があるのだというのでしょう、、

 がしかし、これが「神話」の真骨頂なのです。古代人にとって「生きる」ということは、自然の摂理との戦いでした。善人・悪人の分け隔てなく訪れる天災、生と死。彼らにとって、寿命を待たず訪れるような突然の「死」は、神がその性質故にもたらす「制裁」であって、必ずしも裁かれた人間に罪があるわけではないのだと、そういう「納得の仕方」を古代人たちは神話を通して編み出していたのです。華やかなアポロンとの対比がアルテミスは徹底的に込められており、孤独で潔癖な氷のような女神という立ち位置を彼女は獲得するに至ります。

 それでもなお、アルテミスはオリュンポスの美しい女王であり続けました。彼女は人間よりもむしろ野性動物の守護神という側面からギリシアの人々から愛されたのです。野山に住むあらゆる獣たちを守る存在として狩猟についての責任を負うアルテミスは、兄のアポロン同様、狩りの腕はオリュンポスでは一二を争うと言われたものでしたが、ここでも奔放に狩猟を楽しんだアポロンとは対照的で、無用な殺傷をすることはありませんでした。ある種のストイックでもある気質と信頼のおける保護精神が尊ばれたのでした。

 人間の女性の処女性は神秘的な力とまた動物として持って生まれた本能的な力が重ね合わせられてきました。いわゆる第六感の働きなど超常的な力をも担う月の女神、それがアルテミスなのです。

 ルーブル美術館/狩りをするアルテミスもしくはダイアナ パブリックドメイン

 左腕は復元されたもので、鹿も後から追加されたものとのことで、ここには狩猟犬のほうがふさわしいという意見も。一見左手で鹿の角を持っているように見えるが拡大してみるとわかるように何か弓の一部ではないかととされている。衣服とサンダルはドーリス人のもの。

   他にも月との関連性を謳われている神々と言えば、ヘリオスの姉のセレーネー、大神ゼウスの正妻ヘラ、冥界の女神へカテなどがいて、それぞれが、満ち欠けする月の一面を司るとも言われます。

  

エジプト神話に見る月神イシス/Isis

 エジプトの月神は女神イシス。太陽神オシリスの妹であり、妻でもあります。 子ホルスを抱くイシスがイエスを出す聖母マリアの原型であり、ウェイト版「女教皇」へと転じたことがうかがえます。

 下)大英博物館所蔵 イシス像 600-30BC

Science Museum Group Collection© The Board of Trustees of the Science Museum 600-30BC

エジプト神イシスは地母神であり、肥沃をつかさどる女神。主神オシリスの妻。オシリスはイシスの兄弟により殺されたが、息子ホルスが報復し、彼が次の主神となった。

ナディア・オフィス「タロットマスターコースⅠ」より


 エジプトと言えば、死後の世界を意識した特権階級の王族たちの生活、王権の象徴として建造されたピラミッドが彷彿とされます。王は死後、太陽神ラーの統治する場所で永遠の命を授かるために、ピラミッドを建造し太陽神ラーを崇拝しました。そのピラミッドの内部に描かれた、絢爛な神々の絵画の中に、王座に腰を下ろしたイシスの姿が見られます。イシスとは、座席、王座を意味することばで、王座を具体的に表した姿としての神なのです。 

 満月と三日月からなるヘッドドレスがイシスのシンボルでもありますが、イスをかたどったヘッドドレスもよく見られます。

 悪神セトの手に落ち、死に至らしめられたオシリスを蘇らせることができた英知の神でもあるイシス。後に、イシス信仰 はオシリス信仰を上回ったともされています。現代においては、サイキックとも言えるその力は、エジプト人が嘱望した魔力の象徴と言えるでしょう。イシスは「オカルト・サイエンス」愛好家の憧れでもあるようです。

 古代エジプト人の太陽信仰に触れるにつけ、彼らにとってどれだけ死が恐ろしいものであったか、闇に対する恐怖に反比例するかのように、太陽を崇め、光と夏の季節を奉った理由が当時の彼らの文化や思想からよくよく伝わってきます。(※ 詳細獅子座の項でも)

 悪神により八つ裂きにされたオシリスの死体の身体の断片をイシスが拾い集め再生させたという話は、後におそらくイシス信者により付け加えられた神話であるとのこと。生命を司るオシリスを左右した、より大いなる神の存在というものがイシス神話には託れているかのようです。オシリス&イシス神話は光と影、夫婦とその子、家族の物語でもあるのです。

 一者の神が決して絶対的な存在ではないこと、互いに優るとも劣らない男女の緒力について、対局する力と力との結合こそが不可能を可能にする力の源泉であることを、古代エジプト人達は鋭く洞察し、後世にも伝えていったのですね。

 

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さて、諸々の蟹座のパーソナリティーの所以となる伝統を紹介してまいりましたのでまとめて参りましょう。

総括:蟹座ってどんな人?

蟹座を構成するさらなる3つのパーツ

Part1 二区分:女性(陰の性質) 

Part2 三区分:活動性というクオリティ

 古代ギリシア伝来の、人間の気質を大きく3つに分類した「三気質」によれば、蟹座は活動星座に属します。これまでに登場した活動星座、牡羊座、山羊座同様、活動的。熱き血潮に支配され、突っ走りやすい蟹座なのです。蟹座の守護神、アルテミス司る「月」の支配を受ける蟹座は、中でも感情的、直情的なことこの上なく、熱くなることもさることながらブルーに、メランコリックにもなりやすく、アップダウンの差の激しさが特徴的だと言えるでしょう。日々満ち欠けする月のように、変化に富み、移ろいやすい不安定さは、しばしば手厚いケアを必要とし、心のより所を求めがちにもなります。月の変化は周期的なもので、月が太陽の光を反射させて輝いているものであるように、身体の変化に応じて日々様変わりすることも重要です。

 また、感情的な浮き沈みに、母親の影響や幼少期の体験が関わっている場合もあります。家族関係、それに準じる親密な人間関係に置いて出やすいのも特徴です。職場など社会的なつき合いにおいては自制していても、ことプライベートな関係においては、相手に夢中になる傾向。熱烈な入れ込み方をして、ベッタリしたがることもあります。いわゆる「依存関係」におちいりやすい点には注意が必要な代表格。家庭的で世話好きな蟹座は、「私がいてあげないと」という感覚におぼれやすいのです。
 異性関係においては、愛する人への想いの深さはダントツですが、嫉妬強さも相当なもの。特に「母子のように」なりがち。先回双子座の回の際に、西洋占星術的には、誰もが太陽=肉体と、月=感情を持っていて、このバランスがテーマだという話をいたしましたが、蟹座はまさに感情の生き物であり、自らの感情に支配され、バランスを崩しがちだと言えるでしょう。一方で、他者の心の痛みに共感できる徳性をも兼ね備えているのです。「自分だったら、人からこうされたいな」「こうしてあげたら、きっとあの人も喜んでくれるだろう」そんな風に気を回して、他者を思いやることができる蟹座でもあるのです。ただそれが時に、独りよがりの思い込みであったりするのがタマニキズなのですが・・・しかし、この世知辛いご時世において、「自分さえよければいい」という言動に出ない蟹座には、見習うべきものがあるというもの。


 蟹座に限らず、私たち人間誰もが「感情」を持っています。人が自ら左右するわけではない何かを感じる心の動き、この対照にある行為が、人が自ら頭で考えること、「思考」です。言ってみれば、この感情と思考のバランスによって一個人の個性というものが生み出されるようなものでしょう。自分の心の動きに鈍感な人も多いものです。気づいていても、思考によって押さえ込んでしまう人も多いものです。心の動きがそのまま表面に出てしまうような蟹座、正直な、嘘が付けない蟹座が、自分自身でそのことを気に病むことがあるかもしれませんが、そのことをうらやましくも思える人間も同時にまた存在することでしょう。

Part3 四区分:水というエレメント

  宇宙のありとあらゆるものを、即ち森羅万象を大きくわけて4種に分類するという四大要素説は、古代エジプト時代を起源として、ギリシア時代に確立されたことをお伝えしております。誤解をしてはいけないところが、私共は決して、人間の性格が4タイプで測りきれると言っているのではない点です。古代人は、自然界に見出せるあらゆる諸力を、私たち自身とその日常にシンクロさせて、様々な事象を理解・解釈していたのです。自然界の諸力について、太陽の熱であるとか、川のせせらぎであるとか、落雷であるとか、様々なエネルギーを見出せたわけですが、最終的に「火のエネルギー、水のエネルギー、風のエネルギー、地のエネルギーと、4種類に分類をしたのです。これら4つの力のタイプのどの力と、私たち自身を重ね合わせることができるか? 自然の諸力を人生にどう生かせるかということを古代人は言ってみれば哲学的に思考していたのです。

 また、大宇宙を構成する4つの要素であるならば、そこに住まう人間、即ち小宇宙をも同じ4要素によって構成されているという考え、むしろ誰にでも内在する4つの要素をどうコントロールすれば、自分とも他者とも折り合いをつけていくことができるのかという思考・判断材料であったのが占術なのです。
 私たちの誰もが、人生において壁にぶつかり悩みます。男女間で、職場で、詰まるところは「どうしてこうも考え方が違うのか?」と驚き呆れ、絶望するのです。絶望から抜け出すひとつの手段として、自分を知り、人を知り、処世術としての占術であったわけです。さて、森羅万象の「水」のパートを司る蟹座は水の星座です。家庭的で感情的な蟹座は、水の中でも母なる海の象徴だと言えるでしょう。情緒豊か、度量の深い人柄はどこに行っても愛すべき存在。言ったことや約束は必ず守り、奉仕精神も旺盛なので、徐々に信頼と支援を獲得していくことになるでしょう。

 この世を潤す役割を担った水の星座は皆、涙もろいのが特徴。涙は心の汗、心の血液だとも言われますね。決して肉体派ではなく、内面的。悲しい時にも、嬉しい時にも、精神活動の分だけ、心の汗と血を流します。資本主義社会だ、法治国家だと言われる世の中だけれども、モノやお金や数字が支配しきれないこの世の中。心潤う人の存在があるからこそ、人は道を踏み外し、また軌道修正しながら、人の心を見失わずに、人間らしくあり続けることができるのです。

「水」は、流動的で形を変えながら存在するもの。活動星座でもある蟹座は、他の水の星座より、激しい変化に富む存在。年齢によって、また、居場所と取り巻く環境とによって、年を追うごとに変貌を遂げていきます・・・あくまでも、求めに応じて。周囲の影響を受けやすいということでもあり、自ら好きになった異性の影響力は相当強くなります。

 人を愛すれば、深海のごとく、深く長い想いが持続することでしょう。

※ 二区分、三区分、四区分については購読会員専用資料参照のこと。

総括:蟹座ってどんな人?

【巨蟹宮に太陽を持つ人 】主に6月22日~7月21日生まれの蟹座のパーソナリティ

定位置:黄道12宮の第4室

守護星:月

二区分:女性 陰

三区分:活動宮 

四区分:水の星座

 思いやり深く、世話好きで、家庭的。喜怒哀楽の波がはげしく、泣いたり笑ったりと忙しい人ですが、一貫して受け身で、約束は必ず守り、奉仕精神も旺盛なので、徐々に信頼と支援を獲得していきます。自身を取り巻く環境に左右されやすく、結婚によって大きく人生が変わる傾向もあります。自分の感情に没頭すると周囲が見えなくなって、お節介・ヒステリックにおちいるのがタマニキズ。

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