日本の政治家 安倍晋三氏を占う
現職の総理大臣任期中であられた時期に書き下ろした記事です 心からご冥福をお祈り申し上げます
☆The Special Message form Stars☆
❧☉太陽のメッセージ
安倍晋三氏の人生行路
太陽が処女宮の27度を通過している時にお生まれになりました。ゆえに、太陽星座は乙女座となるお方です。
古来、乙女座は女性星座に分類されており、その仕事として家の外へ出て狩猟に勤しむ狩猟民族に対して、家に居て田畑を耕し農作物を作ること、またその家の中の家事や子育てを担うことを仕事とした農耕民族に象徴されるものでもありました。
女性星座の中でも、乙女座は柔軟星座であり、文字通りしなやか、たおやかなイメージが特徴的です。まさに現代でも通じる女性らしさを体現している乙女座、12星座一の繊細でデリケートな質感も特徴です。
また乙女座は地の星座です。人類の中では大地のごとく、地中のタネをじっくり育み開花させる縁の下の力持ち的な役割を担います。日常生活においては地に足をつけ、まず、金銭、モノ、生活、衣食住を優先させます。目立つこと、派手なことより、シンプルが好み。確かな信頼できるものが好みでもあるでしょう。
同じ地の星座、山羊座・牡牛座は地面のがっちりした印象もありますが、柔軟星座乙女座は地の中の「砂」のイメージです。サラサラと細やかに流れ落ちる砂時計、海辺のキラキラと光る砂浜、こわれやすいガラス細工のごとく、その人生行路は素朴でさわやか、健気(けなげ)さもあり、永遠の少年/少女のそれのようでもあるでしょう。
以上、このように、太陽星座とは、一個人の「人生行路」のシンボルであり、総括してその方の「人生」を物語ってみたところのもの。
❧☽月のメッセージ
安倍氏の人生行路における舵取りについて
安倍氏がお生まれになった時には、月が蟹座の18度にありました。よって、安倍氏の月星座は蟹座。
月は個人の感情のシンボルであり、太陽星座に対して「裏星座、隠れ星座」などとも言われています。太陽星座が人生の要所要所に表出する個の姿であるのに対して、月星座は日常生活の中で頻繁に垣間見られるその人の感情の姿、その波のパターンを表しています。
蟹座はこちらも女性星座で、情緒的。喜怒哀楽の波がはげしく、泣いたり笑ったり忙しい方ですね。他者の感情に寄り添い、決して数字で物事を割り切れるタイプではない、人情派です。家族思いで、心配性で親しい人のことを常に気にかけるようなところがあるでしょう。第三者からは感情的過ぎるとか、少々ウェットで面倒な人だなどと批判されることがあるでしょう。
安倍氏は政治家ですから、太陽星座の乙女座と月星座の蟹座があいまって細かいルールに口うるさく、かつご都合主義で周囲を振り回す可能性もあるでしょう。「公私混同」で周囲を困らせたりしそうですね、そう、森友かけ学園問題から桜を見る会まで、その調子一辺倒ではありました。
❧☿水星のメッセージ
読み書き話す・思考パターン
水星は個人の知力のシンボルです。ここでは知力が司るところの、読み書き話す・思考パターンを垣間見ることができます。安倍氏の水星星座は十二星座一の社交家と言われる天秤座。風の星座特有のきれいだけれども突っ込みどころ満載の美しいスピーチ。学者じゃないのですから、それでいい。心地よい軽さとキャッチーな耳障りの良さ、芸能人もどきの広告塔にはうてっつけです。就任演説の中にあった「日本の美しい田園風景」ということば、あれは個人的に効いた、よかった。しっかり事前の原稿チェックをおこたらなければ万全です。
チェックをおこたるか、台本がないところでは地雷を踏むようなことも、、
「私や妻が関与していれば政治家を辞めます」・・財務省のお役人方々に狂気を走らせましたね。
「総理大臣は森羅万象を把握するのが仕事ですから」・・いつから神様に? 森羅万象を「すべてのものごと」ぐらいにしか把握していなかったのでしょう。心に残る名滑りセリフが多々。
もともと太陽乙女座ですから、この方も普通にしていれば、変なことを口にする前にチェックしているはず。
上記のまずい発言はおそらく、普通ではない、大変な台風の目の真ん中に立たされボロが出た、そんなところでしょう。焦れば焦るほど個人的感情で突っ走ってしまう安倍氏です。
❧♀金星のメッセージ
愛し・愛されるパターン
金星=愛の星が蠍座12度を通過中にお生まれになりました。すなわち金星星座は蠍座です。
金星はいわゆる愛情傾向と金銭感覚をつかさどり、生活の中での愛し愛され方、お金の使い方に表れてきます。蠍座と言えば愛の深さは12星座一。時に執念に変わり、殺してしまうほどに愛する傾向をお持ちです。
月星座・蟹座も水の星座のウェット感たっぷり。どちらも好きになると一途な感情人間で、嫉妬されたり束縛されたりベタベタされるのはゼンゼンOK。それがこの方の愛の証と化すでしょう。奥様のことはどんなことがあっても守り抜く姿勢、ここにありですね。
太陽・乙女座の繊細なガラス細工のさっぱり感たっぷりでデリケートな生き方からするとちょっと問題も感じそうな愛し方となり、そんな自身の意外な、ともすればありえないもうひとりの自分を愛によって目覚めさせてくれた奥様でもあったのではないでしょうか。
愛の形は金銭感覚に通じるものがあります。「秘密ぎ」にお金を使っていそうですね、マニアックな趣味があるかもしれませんが、太陽・乙女となるとやはり細かく積み立てていそう、タックスヘイブンあたりでしょうか。
❧♂火星のメッセージ
戦い方のパターン
火星星座は山羊座の宮にあり、11度の位置にあった時にお生まれです。がっちり構えた岩盤星座、地の星座の山羊座が登場しました。乙女の繊細な生き方だけでは終わらせない、男らしさがここに出ます。
山羊座においては、かもくな奮戦が主流でしょう。人とはげしく闘争することは好まず、怒りの導線に火がつき燃えていくのにも時間がかかります。
感情的な安倍氏ですが、山羊座のセーブが効き程よく、逸脱するほどに激することはありません。
むやみに敵を作りませんし、固で融通がきかない一面から自身のポリシーがどうしても許せないような時には、政治で勝負をいどむ、という感じでしょう。
でんと構えて相手が降参するのを待つような不屈の闘魂で物事を成し遂げるのが得意。長期戦に強いとも言えます。典型的な仕切りたがり屋の山羊座ですから、組織の中の中核を目指そうと野心を燃やすこともあるのでしょうが、、
太陽・乙女、月・蟹、水星・天秤、金星・蠍、と見て来てわけなのですが、少々負けず嫌いなところはありますが、野心家というイメージではありません。政治家として総理大臣のイスをめがけて猪突猛進してきたわけではないでしょう。むしろ一度挫折して、返り咲いた根性の持ち主で、その際に安倍氏自身が語っていた「挫折してもやり直せることに一般の人々も希望をもってもらえたら」という発言にあるところで、原点はそこなのでしょう。「国民に寄り添う」と言えば、今や天皇家のキャッチフレーズですが、まさに安倍総理こそが「国民に寄り添う政治」に務めてきた方でもあるでしょう。
ただ、安倍氏の視界に入るのは彼の政党の支持者のみというのが残念なところです。安倍氏にヤジを飛ばす人だって国民なのです。自国の民を敵に回しがちなところが、安倍氏の難点です。
チャートをよく見てみますと、月と火星がゆるやかな対角を形成し、左下の右上とで二つの半球を形成しています。右上の半球がガラ空きですね。もう一方の半円のボウルに惑星が集中して入っているボウル・パターンです。
惑星が入った半円と何も入っていない半円は、本人の世界と別の世界という2つの世界を示すもので、自分の世界のみに生きる自己満足型のひとつのシンボル。自分に合わない他者や周囲の存在に対して、攻撃的になるので注意が必要とされています。(参考画像 魔女の家BOOKSより)
2020年の安倍総理
さて天空の星々は日々移動中です。恵みの吉星・木星は、本年12月より山羊座に入って、2020年12月に水瓶座へと移行します。その間おおむね1年は安倍総理にきわめて有利な星周りと化し、先般より安倍総理に降りかかる火の粉をゆるりとかわし続け、いわば「逃げ切り」円満退陣の構図が見えてきます。