まず、星座と石との「結びつき」を、「照応関係」と言います。
照応関係を導き出す作業には、先程の「伝統」について、ある程度「神話や宗教」に関する知識が必要となってきます。
単に、星座と石のイメージや色や形よる一致や類似性から結びつけをしていては、人それぞれ感じ方に違いがありますから、十人十色の「パワーストーン照応表」が出来上がってしまいます。
そういう個人的な「感じ方」ではなく、星座とその守護星と色彩と石、すべてが横並びに一貫性を維持した状態で作成された照応表が求められることでしょう。
その作成過程から、お伝えしてまいりましょう。
ある程度「神話や宗教」に通じている人なら、ほぼ同じ答えを出すところとなるはずでもあります。それが伝統というものです。
今やパワーストーンと言えば数千とも言われるその種類ですが、まずベースとなるは「最古のパワーストーン書」と言っても過言でない新約聖書です。
新約聖書に登場する「新しいエルサレムの城壁の土台となった12種類の宝石」これらは、1月~12月までの誕生石の由来にもなっています。
以下「ヨハネの黙示録」21章の参考部分)
魔の勢力が廃退した後の新天地についてが記されてしめくくられています。天から舞い降りる新しい聖地エルサレムは、神の栄光に輝き、宝石のように透き通った紺碧色をしています。都の城壁の土台石は、あらゆる宝石で飾られていた。
第一の土台石は碧玉、第二はサファイア、第三はめのう、第四はエメラルド、第五は赤縞めのう、第六は赤めのう、第七はかんらん石、第八は緑柱石、第九は黄玉、第十はひすい、第十一は青玉、第十二は紫水晶でした。
また、十二の門は十二の真珠であって、どの門もそれぞれ一個の真珠でできていた。都の大通りは、透き通ったガラスのような純金であった。神殿は、全能者である神、主と小羊その物であり、都を照らすのは神の栄光であり、小羊が都の明かりであって、もはやそれを照らす太陽も月をも必要とはしていませんでした。そこには夜が存在しなかったのです。汚れた者、忌まわしいことと偽りを行う者はだれ一人この都に入れず、小羊のいのちの書に名が書いてある者だけが入れるのでした。
神と小羊の玉座から流れ出て、水晶のように輝く「いのちの水の川」が都の大通りの中央を流れ、その両岸には命の木があり、年に十二回、毎月実をみのらせ、その木の葉は諸国の民の病を治すのでした。ともし火も太陽も要らない、神が統治する光の国、まさに楽園の姿が描かれ、しめくくられています。