12星座詳細その9 射手座・人馬宮(じんばきゅう)

射手座のスペック


基本スペック を把握して人間関係や心の問題に役立てよう☆彡

♐射手座★基本スペック

  • 主神:エジプトのアトゥム/Atum※、ギリシアのイリス/Ilis、ゼウス/Zeus、ローマのユピテルJupiterケイローンChiron
  • リアクション:陽
  • エレメント:火
  • クオリティ:活動
  • ハーブ:ヒノキ、スギ、サイプレス 
  • カラー:濃紺/ミッドナイト・ブルー~藍色
  • ストーン:青い石

❧これが射手座!

 射手座のパーソナリティ:12星座一の自由人。そくばくをキライ、じっとしていられないタイプで、鉄砲玉の異名を持たされる人が多いよう。瞬発力には右に出る人はいないでしょう。なかなかできません、その「即行動!」的な俊敏な動きは。

 行動派のわりには熱くなることはなく、結構さらっとしているのも特徴で、たいていのことは引きずらない、すぐに流して気持ちを切り替えてくれるのが人気だね。 とくに女子はサバサバしていると好評。グループ行動もニガテで結構ひとりでひょうひょうとしているんだよね。スポーツが好きか、車の運転が好きか、といったアウトドア系なのも特徴だけど、中には月星座、火星星座あたりの影響でインドアタイプもあろうか。しかし「青空の下に出るのが好き」なところは一定しているでしょう。

 考えるより行動!って人だから、衝動的なところがタマニキズ。少々転びやすいし、まあ既成概念にとらわれない恋愛・結婚などでは、いわゆる「常識人」たちから不評を買ってしまうことがあるかもですね。

 日常生活において凡ミスやちょっとしたうっかりさん的なケガが多いのは困りもの。くれぐれも安全確認してから発進して下さい。。!


❧実は隠れ射手座かも?

あなたの親しい友だちや彼/彼女が射手座ではないけれども、 上記の特徴に非常によく似ている、当てはまることが多い人がいたら、その人の月星座、金星星座、アセンダントあたりが天秤座である可能性が大=いわゆる隠れ射手座です。とりあえず下記を参考に接してみるのもよさそうです。


❧射手座とじょうずにつき合うには・・Do&Don't!

 テイキットイージーの乗りで気分のままに行き当たりばったりでもいいじゃないというこの人にまず「ついて行く」のが基本。で、行ってみたところレジャーやデートが結果散々だったなんてときにも、「たまにはこういうのもいい」「失敗は成功のもと!」とほめそやし、完全にこの人を肯定すること。逆に、結果で責任を追及するような行動はかなり嫌われるので要注意。

 そうしてついて行くにしても、「つかず離れず」でありましょう。あらゆる生き物にテリトリー:縄張りというものがあり、これが親愛の度合いのバロメーターでもあります。踏み込み過ぎるのはNG。この人のお部屋に入ったことがない関係なら、半ば「知らぬ存ぜぬ」ぐらいがちょうどよいところです。そっけないのね、ドライなのねとちょっと淋しく感じてしまうかもしれませんが、、でも、いや、これが射手座の温かさなのです。広い大海原の心を持つこの人ほど、寛容な人もまたいないかもしれません。多少のことは風と共に去り行く雲のようにふっと流してくれることでしょう。ほどほどに距離を置くから、細く長く続けられる関係性があるわけですね。

ともあれ、やることなすこと「いい加減」に見られてしまうのもまたこの人の悲しいさが。。人生においてはしばしばルーズだ、言動が一致しないと、批判の的になることがあるかもしれません。ですが、そこでちゃんとこの人の肩をもってあげることが何より大切です。

「こう」というパターンがないタイプで、つかみどころがない傾向ですが、そんなこの人が独自のパターンを持っているなら、何かあります。そこは大切にして、折に触れて話題にしてあげると喜ばれるでしょう。

 ウェットな感じが苦手なので、あなた自身の気持ちがモヤモヤうじうじしている時こそ、距離を置くのが吉と出るでしょう。

 

❧射手座のお相手との恋愛・結婚攻略法

 伝統的に恋のハンターと言われてきた射手座です。「やってみてから決めればいいサ!」という彼/彼女だから、話し合ってどうこうというノリではするりとかわされるでしょう。ことばによる約束を女子は結構求めたがるものだけど、なるべく抑えておきましょう。とか言って、交際するまでは彼に合わせていられたけど、おつき合いが始まったとたんにしばりがきつくなるなんてのはNGです。結婚までは「あなたが決めればいい」を口ぐせに、 「ゆるやかに飼いならす」が基本・・ああなんてことばでしょう! がしかし、まあ人間すべて「己を飼いならす」がテーマと言えばテーマですから、ガンバッテ。

 結婚生活はもうあまりおたがいのことを把握していないような感じでちょうどよくなりそうです。

 一方で、「豊かさ」を魅力に感じる射手座でもあるから、色々な知識や情報を詰め込むつもりになって、内面的に充実したあなたであれば、彼/彼女は常にあなたを注視するでしょう。変化に富んだ存在であれ。「次は何?」っていつも興味関心を持たれるあなたであることです。


❧射手座のセクシュアリティ

冒頭の自由奔放に表れるように、固定観念にしばられてはいないのです。 少々パートナーを振り回しがちになることは否めません。それこそもうベッド上では何でもありの要素は12星座一でしょう、、加えて、一回寝たぐらいで彼/彼女面するなというのがホンネとなりますのであらかじめ。ただまあ基本平和を大切にする人です。ちゃんとあなたの意向を伝える分には、それに沿ってくれることは間違いありません。


※以上、ざっくりと太陽星座が射手座の方の場合を語ってみました。実際には、太陽星座のみならず月、金星&火星星座なども総合的に占断するところなので、あなた自身のこと、ご家族やパートナーのこと等詳しくお知りになりない方は会員専用フォームからどうぞ!

❧ケイローン/Chironについて

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Palais Bourbon, Malerei in der Kuppel der Poesie, Szene- Erziehung des Achill (Eugène Delacroix)

 獣帯においては、これまで動物、人間と登場してきましたが、ここで半人半獣の登場です。人間と獣の要素を半々に持つ架空の生き物が古代において既に存在し、脅威的な存在として崇められ、時に神聖視されていました。聖なる獣は、タロットのアルカナ「悪魔」やアルカナ「戦車」に描かれているスフィンクスなど多く頭が人間、身体が獣で、人間の知性と野獣の物理的な力を兼ね備えた最強の力が象徴されているもの。

 上半身が人間、下半身が馬の姿をしたギリシア神話のケイローンは、太陽神アポロンと月神アルテミスから教育を受け、音楽、医療、予言、狩猟の力を授かり、人間とも親しく付き合い、ギリシアの若者を教育することもありました。武術を教えられた勇者ヘラクレス、医術を伝授されたアスクレピオス、馬術を伝えられたカストなどと、ギリシア神話における英雄伝に、ケイローンは不可欠な存在です。射手座は、ひとことで「多芸多才」とよく称されます。大抵のことはこなし、俊敏で身軽にどこへでも移動できるオールマイティな要素を備えているのが特徴。人馬の「馬」は、牛や羊と比べ調教するのが至難な生き物でした。歴史的には、B.C.16世紀に馬を乗りこなすヒッタイト人、B.C.1世紀頃から馬を家畜化した騎馬遊牧民族などが各地で勢力を振るっています。野生馬を飼い慣らし乗りこなす技術の発達は、古代史上革命的なできごとだったと伝えられています。神を乗せる戦闘機としては、牡牛が尊ばれていましたが、時と共に、馬がその役割に取って代わっていきます。


原初の混沌を擬人化した神がアトゥムです。

人身の形を取ることもあれば、アポピスとの戦いにおいて、ネコや蛇として描かれることもあり、「存在せぬもの」「それ自身で完成するもの」「宇宙の主人」の表象です。 混沌から、地上に存在するあらゆる事物が生まれたとされますが、あらゆる神話が創造の物語から始まりであり、混沌から創世主が自然発生的に生まれることや、神の創世作業が混沌を光と闇に分けることであったりすることは、一種のパターンと化していますね。

一なる混沌から、まず対立物二種が生まれ、二種が結合することで新たな一種が生まれ、最終的に全てで構成された一なる宇宙に帰結します。この「全体と一の原理」が、エジプト人の宇宙観の、エジプト伝来の錬金術の基本原理でもあるのです。 

 エジプト人たちは、ナイル川が産出する砂金に頼って生きていました。金の不変性に永遠の生命と太陽神ラーの力を見出し、そこから「錬金術」なる神秘思想が生まれたと言われます。起源を遡れば、B.C.13世紀頃のエジプトの冶金術にたどり着きます。当時はまだ、銀、鉛、鉄、銅、錫などを生産することに始まり、複数の物体の本質を融合させ、違う本質を持つ物体を誕生させようとする過程、即ち「錬成」の過程に焦点が当たっていました。この錬成、融合する力を発揮すべく、創造の物語には原初における混沌の存在が不可欠になるのです。

ウェイト・タロットでは、「節制」に人馬宮・射手座が対応しています。

「錬金術」のイメージが強い「節制」の札でもあります。

 

黄道十二宮における第9室

  黄道12宮のほぼ頂点となる第9室がの部屋=宮であり、射手座の定位置です。

下図)平面図にした黄道十二宮=ホロスコープ/Horoscope

 9室は、高度な学問、専門教育、海外に関する事柄と縁が深く、射手座は広い視野を持ち行動力に優れているのが特徴です。

 先の神話においては、優れたケイローンは死後、大神ゼウスによって天界に召され、黄道12宮の第9室、哲学の宮を司るよう取り計らわれ、この宮は人馬宮と呼ばれるようになったのでした。日本語の「馬鹿」ということばは、このケイローンの下半身だけが理性を置き去りにして先走るような、獣の一種の純粋さを表しているのではないでしょうか。 

 射手座の守護神は、ギリシアの絶対神、神々の中の大神ゼウスです。他の兄弟と全宇宙を司っていますが、末っ子とも言われるゼウスは他の兄弟を差し置き、最も領土が広く重要な全天を支配し、大空から全地上を見守っています。2人の兄弟のポセイドン、ハーデスは、それぞれ少々陰湿で了見が狭く、おおらかで陽気なゼウスとは対照的に描かれています。


 

射手座ってどんな人?

 

【 人馬宮に太陽を持つ人 】主に11月23日~12月21日(年により異なりますのでご不明な方はお問合せ下さい)生まれの人

定位置:黄道12宮の第9室

二区分:男性宮 陽の性質

三区分:柔軟宮 

四区分:火の宮

守護星:木星


上記ゆえ

 射手座のパーソナリティ:自由奔放で、活力的。運動能力に優れ、ダイナミックかつスピーディな行動パターンが特徴です。躍動的な精神の命ずるままに、国外へも広く目を向け、興味関心のわくものにはひとっ飛びで突っ走ります。物事の飲み込みが早く、新しいものを即座に取り入れては、自らも変化していきます。ひとつの所にじっとしていること、長期的に集中することは苦手。野生児の一面が社会生活で裏目に出ることも。

 

、、ということになります。

ご拝読ありがとうございました。また、何なりとご意見ご感想ご質問、お寄せ下さい。 


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