西洋占星学&術マスターコース 基礎科テキストよりダイジェスト
第4回
12星座とギリシアの神々
バビロニアの黄道星座は、紀元前6~3世紀のギリシアでオリュンポス(=神の住む聖山の名前)十二神と結びつけられ、ここで12星座が確定します。
神々の力とその影響力を受けて連動する人の一生、すなわち「上なるものは下なるもののごとし」という思想はこれ以前の太古より伝わる考え方ですが、これを明文化し、洗練された文学作品として誕生させたのがギリシア人です。ギリシア文明は、天文学、数学、哲学に代表されるように人がより人間らしく生きようとした、新しい文明の華々しい開花期であり、西洋文化の土台その物でもあります。
ギリシア・ローマ神話に登場する神々は数百にのぼります。12星座との対応も一対一ではなく、本テキスト以外の対応、関連する神々のエピソードは無数に存在していることご理解下さい。
ギリシア・ローマ神話に興味がある方は、西洋名画と共に神話が紹介されている『西洋絵画の主題物語Ⅱ神話編/美術出版社』からお手に取って見て下さい。ギリシア神話を本格的に読む前に、絵で見るタイプ、マンガで理解するタイプなど目を通しておくのも大変役に立つという実感があります。
神話その物よりも、解説者が神話を紹介する形を取っているタイプの書籍では下記がお勧めです。
- 呉茂一著「ギリシア神話」新潮文庫
- ジェーン・E・ハリソン 舟木裕訳「ギリシアの神々」ちくま文芸文庫
読みやすくアレンジされた書籍では下記がお勧めです。
- 曽野綾子・田名部昭著「ギリシアの神々」講談社
- トマス・ブルフィンチ著、大久保博訳「ギリシア・ローマ神話」角川文庫
原書に近い書籍
- ヘシオドス、廣川洋一訳「神統記」岩波書店
- アポロードス著 高津春繁訳 「ギリシア神話」岩波書店
用語事典
- バーナード・エヴスリン著 小林稔訳「ギリシア神話物語事典」原書房
※書き込み用のブランクチャートをご利用下さい
★第4回課題:
自由課題:あなたの太陽星座、月星座、水星星座、金星星座の守護星、クオリティ、エレメント、室区分、構成要素は? 愛情運を読むとしたら?
設問1)西洋占星術の実践鑑定においては恋愛相談は最も多い相談内容のひとつです。ここでは12星座別「出会い探しのアドバイス」を導き出してみましょう。 ここでは「出会いがない」とお嘆きの相談者に向けて、12星座別「出会い探しのワンポイントアドバイス」を導き出してみましょう。可能なら、太陽星座でラッキースポット、月星座でNG行為をひとことで。
設問2)出生図の金星星座はその人の愛のカタチの象徴です。金星星座別に「愛情運」についてアドバイスを導き出してみましょう。P.9表「金星で見る愛のかたち」をあなたのことばで埋めてみてください。
設問3)蟹座のパーソナリティーについて、太陽星座~火星星座まで、5つのパターンの性格傾向を書き出してみましょう。
↳ ワークブックP,15
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★課題は他にもワード、エクセル、テキストのみでも提出できます。添削に3~5営業日内お時間頂いております。